夜永ハルの執筆 blog

作家、劇作家、ストーリーテラー。物語を書き続ける。

お久しぶりです。夜永ハルです。

お久しぶりです。夜永ハルです。

しばらく更新をさぼっていました。申し訳ない……。

 

劇団の仕事が忙しくなり、その分執筆しなけれならない脚本が増え、その他の仕事もあり、ブログを更新するまでの気力を奪われていました。

 

はい、いいわけですね。すみません……。

 

そんなわけで、およそ半年ぶり?ぐらいの更新です。

 

今回は、最近気づいた自分の脚本の著作権の話です。

 

うちの劇団は、劇団主催公演もよくやっていますが、それとは別に劇場主催、いわゆる売り公演を打つことがよくあります。

 

劇団主催と売り公演の違いは、いろいろありますが最終的な違いはお金の話ですね。

 

劇団主催は、劇場費から稽古場代、出演料、スタッフ費、その他もろもろおよそ公演に関わる経費はすべて自分たちの予算から捻出します。当たり前ですね。

 

売り公演は、劇場主催ですから向こうから予算を提示されその予算内で舞台を作る事になります。つまり、経費は劇場側にかかることになります。

 

当然、最終的な売り上げは劇場側になり、私たちはその中からなん%かとギャラを受け取るということになります。

 

そこでしばらく自分の中で悶々としていたのは、私が執筆した脚本の著作権ですね。

 

基本的にうちの劇団ではほぼすべての公演が新作の公演です。それは売り公演でも例外ではありません。(ときどき再演をしますが。)

ということは私は、本公演+売り公演の脚本を書き続けているわけです。

つまり、売り公演であろうと私が創作した物語なのです。

だったら、売り公演で書いたお話は私が自由にしていいのではないのかと思っていたのですが、物事はそんな単純ではないようです。

 

私も脚本料という形でお金を受け取っています。買取という形で私の脚本は劇場に売っているという形ですね。

つまり、買い取った側に著作権が発生しているという事態になります。

 

これは、小説なりを出版社に持って行って書籍化してもらった際に著作権が出版社側に発生していることと同じことのようです。

 

私は、基本的に劇団内のみで作品を書いてきた人間なので外部とのやり取りに関してはほとんど無知でした。

なのでこの話はびっくりしたものです。

 

書いた身としては、あれだけ頭を悩ませて、推敲と添削を繰り返して描いた作品なのだから他で使いたい時に使わせてほしいという感情も当然出てきたわけです。

 

べつにそのことで劇場側ともめたわけではないですが、まぁ、気持ち的にと言う話です。

 

ただ、最近普段売り公演を行っている劇場の方と話をさせてもらったのですが、どうやら劇場側としては収益活動に使用することは出来ないが、無料公開などで使用することは問題ないそう。

 

ほう、なるほど。

 

このブログを書いていない時期でも、ブログの事を考えていることもあったのですが、常々思っていたのですが、脚本家を名乗っているくせに作品をまったく載せもしないし、名前も出さない人間っていったいどうなんだ?

 

載せない理由は他にも、実名で作品を出していたり、劇団名を出したりしており、現状劇団の人間に自分がブログをやっていることを知られたくないからという理由があったのですが、脚本についていろいろ語る事もあるこのブログで実際に作品を出さないことには説得力に欠けるというものです。

 

なので、今後このブログにて、私の過去の作品を乗せて以降かと思っています。

 

私の作品は基本的に1時間30分を想定した作品がほとんどですので、文字数も約3万文字程度あります。

なので、分割して本文のみ掲載しようかと思っています。

 

ファイルを乗せればいいじゃないかと思う方もいるかと思いますが、そこはブログの記事数を稼ぎたいとか、簡単に作品を持っていかれ、無断で使用されるのが嫌だとかり湯があります。

まぁ、根気のいい人はすべての記事をコピペしてワードにしてしまうかもしれませんが……。

作品のタイトルは変えません。なので作品タイトルを見たらああ、あの人か。あの劇団の作品かとはなるかと思います。

 

このブログが劇団員にバレた時、果たして私はどうなるのでしょうね。

 

なるべく秘密のまま進めていきたいものです。