夜永ハルの執筆 blog

作家、劇作家、ストーリーテラー。物語を書き続ける。

こんばんわ。今の私。

こんばんわ。一昨日から夜永ハルとしてブログを書かせて頂きまして、

早速、たくさんの方が記事を読んでくれました。

 

私が、上京をした理由。脚本を書き始めたきっかけ。

 

長々と語らせて頂きました。

 

こんなにたくさんの方々に読んでもらえるとは思わなかったので、少し恥ずかしい気持ちもありつつ、やはりうれしいです。本当にありがとうございました。

 

 

今日も夜のお供に、付き合って頂けたら嬉しいです。

 

さて、記事タイトルにもある今の私ですが。

 

正直、脚本家として名乗ってもいいのかというお話です。

 

私は、脚本家として、少しですがお金をいただくこともあります。

 

しかし、金額的にとてもそれだけで生活できるほどのものではありません。

 

それだけで食べられていないのに、本当にプロの脚本家として名乗ることが出来るのだろうか。

 

私は、これは俳優として精力的に活動していた時にも同じように思っていました。

 

俳優として舞台に立ち、少しですが応援してくれる方もおり、少ないながらもギャランティをいただいていました。

 

しかし、それだけでは生活などできないので、バイトもしていました。

 

当時していたバイトはよくあるカラオケバーで、いろいろなお客さんとお話しさせて頂きました。基本的にお店にいらっしゃるお客さんは店長の馴染みの方ばかりで、店長としては友達と飲むための場所、というスタンスのお店でした。

 

店長が私をお客さんに紹介してくれる時、いつも必ず言ってくれていた言葉がありました。

 

 

こいつ俳優目指してるんですよ。

 

 

この言葉に私は、表ではそうなんですよーと返しながらも、いつも疑問に思っていました。

 

俳優を目指している。では、一体どこからが俳優として名乗れるラインなのだろうか。

 

仕事をしたら?

 

ファンがいれば?

 

ギャラを貰えたら?

 

お芝居が上手ければ?

 

それだけで生活が出来れば?

 

仕事をしていればと言われたら、私は舞台俳優です。舞台に立って演劇をしています。

では、プロでは?

 

ファンがいればと言われれば、これは、一概にも言えませんが、舞台は映像よりもファンがいることに重きを置く部分があります。

ファンの数=舞台に見にくるお客さんの数。

 

実際、テレビで活躍している女優を舞台に起用してみたら、その女優は集客は名前の割りに少なく。普段舞台で活躍している俳優さんの方が多いという話も聞いたことがあります。

 

当時私にも、決して多くはありませんが、舞台に出演するたびに応援してくださるお客様がいました。

 

ならば、プロなのでは?

 

と、当時の私は、思っていました。

 

結局のところ今でも正解は、分かりませんし、多分この話には正解はないんじゃないかなと考えています。

 

少なくとも、舞台に友に出演していた俳優たちは、ギャラが少なかろうと、ファンが少なかろうと、お芝居が突飛してうまくなかろうと。

 

自分は間違いなく俳優である。という強い想いのもとに仕事をしていましたから。

 

それに、俳優という仕事は資格などは必要ありません。

自分が俳優だと名乗り、お芝居をするという仕事をこなした時から、プロの俳優なのだと私は考えます。

 

 

そして、話を戻しますと、今の私は脚本家として自分の団体ですが書いた作品を舞台にしています。

 

ありがたいことに、私のお話が素敵だ。次はどんな話を書くの?自分の中では好きな脚本家トップ3に入っている(これは少し言いすぎだと思いましたが。)

 

と私の描いた物語を気に入ってくれているお客さんもいます。

 

そして、少ないながらギャラも貰っています。

 

ならば、私は少なくともお客さんの前では、プロでいなくてはならないのだ。

 

舞台のチケットは映画に比べて高額です。

 

小劇場でも3500円が私が知っている中でも一番安い金額です。

 

小説一冊よりも高いです。

 

それぐらいの金額をお客さんには払って頂いているのです。

 

ならば、作品を提供する側が、表現を届ける側が

 

このお話、正直面白くありませんがとか

 

この展開、正直微妙だったんですがとか

 

ぶっちゃけ、この話自信ないんですよね。とか

 

そんな、姿を見せるわけにはいかないんじゃないかなと。

 

私は、今まで書いたお話は全て、絶対に面白いお話だと胸を張って、演出家や俳優たちに脚本を渡しています。

 

この話を生み出したのは私です。

 

その私が

 

すいません、このお話正直上手く書けなかったのですが、皆さんのお力でどうか面白くしてください。

 

なんて、言えるわけがないです。

 

ならばこそ、私はプロの脚本家だと、自ら名乗るべきなのです。

 

ちょっと、夜も遅いのに、なにか熱く新年のようなものを語ってしまいました。

少し恥ずかしい……。

 

私はこれからも様々な作品を生み出していくことになると思います。

 

いずれは、小説も書いてみようとも思っています。

 

過去に書いた舞台脚本を小説にするのも面白そうです。

 

まだまだ、やりたいことがたくさんあります。

 

それらを、これから楽しみに待っていただけたら、これほどうれしいことはありません。

 

演技も、脚本も、すべては表現です。

 

しかし、観測する人間がいなければそれは表現にはなりえないんですから。